協会について

協会について協会コンセプト・事業内容について

衣に魂を込める
ファッションと真摯に向き合い、衣装文化を育てていく

私たちの哲学

協会フィロソフィー

育成事業

衣服の基礎・基本をきちんと身に着けた人材を世の中に輩出する

『毎日身に着けるファッションなのに、ちゃんと学ぶ機会がなかったので、自分のファッションに自信がないんです』ファッションや服育についての講演先や、セミナー会場で毎回耳にします。

なぜなら、日本にはファッション専門学校や大学で専攻しない限り、ファッションを教育の一環として学ぶ場がないのからです。
人が生まれて初めに身に着ける衣服は、親や祖父母が選んだものであり、成長過程で身に着けてきた衣服によってファッションやセンス(コーディネート力)が育成されていきます。 日常の中で身に着ける衣類の洗濯法やたたみ方・しまい方・クローゼットへの収納法、何をどう着るのかというコーディネート、装い方やマナーまで、「衣=ファッション」かかわることは雑多でありながら、日常の生活から切り離すことはできません。

社会人の見た目の評価は、時に仕事の評価にも大きな影響を与えます。 洋装の発祥地であるヨーロッパには、長い伝統に培われた歴史とスピリッツがあり、「装いの文化」を学び、身につける事は「教養の一部」とされています。

「装いは教養」である為、「何をどう着るのかという事」は生活の中で知識として身に着けて行きます。「ファッション=スタイル(在り方)」という概念が根底にあり、装いを通じマナー教育がされ、社会とのかかわり方や、場所と目的により、装いが変わるという教育も浸透しています。

近年日本でも「ファッション=自己表現」」として誰もが流行やおしゃれを楽占めるようになりました。 ですが、ファッションの持つ知恵や力、服の扱いやマナー・揃え方や買い方・始末のしかたを知っている人はホンのごくわずかです 。そのために毎年、流行やトレンドに振り回され、何歳になっても何を着てよいかがわからずにいるのです。

私たちは【服育の知識とファッション文化の質的向上を】目標に、服飾のプロを目指すファッション専門学校生や販売のプロが現場に立つために学ぶ専門知識を誰もがわかりやすく学べるようカスタマイズし、各種講座やセミナーを通じて日常で役立つファッション知識を皆様にお届けします。

伝承&啓蒙活動

日本の衣装文化を育み世の中に発信していく

日本人は万物に神が宿るという宗教観と共に「衣に魂を込める」という精神の基、礼節を踏まえ真摯に衣服に向き合ってきました。「衣服を整え,姿勢を正しくする」といった、ことわざも昔から伝えられていて、和服の仕草から生まれている言葉です。

同時に四季折々の行事に合わせ、花鳥風月を衣に映し、風情を楽しむという豊かな衣装文化を育んできました。 庶民の間では、一番いい着物を「一張羅」として大切に扱い、もっている着物の中で,一番上等のもの、とっておきの晴れ着、ここぞという時の「一着」をもっていたと伝えられています。

さらに、仕立てた着物を解き、染め直し、新しく生まれ変わらせ、傷んでくるとおむつにし、ボロボロになると雑巾にするなど、一枚の布を大切に扱ってきました。 昭和の時代に入ると衣服は仕立て直され、手編みのニットは解かれ、再び編み直され、親から子に受け継がれていきました。

やがて、1950年代にプレタポルテが誕生すると、既製服を買う文化へと移行し、誰もが衣服を購入できる時代に変化し、様々なファッション文化が開花しました。 やがて21世紀に入りトレンドを「早く・安く・楽しむ消費」というファストファッションが誕生し、まだ痛んでいな洋服であってもワンシーズンの使い捨てという文化が台頭してきました。大量生産・大量消費のために多くの生命が奪われ、捨てられ、地球の未来が危ぶまれるところまで追いつめられた今、多くの企業や業界が「持続可能な未来」のためにビジネスの在り方を再構築しています。

ファッションの世界ではエシニカルファッショファッション(ethical fashion)という概念が台頭し、リ・ユース、リサイクル、をコンセプトにしたブランドが世界中で誕生し、「消費するファッション」から「育むファッション」へと大きなパラダイムシフトが起こりつつあります。 その流れの根底には「モノに宿る命を大切にする」という人類の地球に対する大きな愛と感謝があります。 日本人は古来、「衣服にも神が宿る」という概念の基、衣服である衣を大切に扱ってきました。 その知恵を【ファッション温故知新】として受け継ぎ、持続可能な地球の未来にために、教育や提言、リサイクル活動やシンポジウムを通じ【衣服に宿る命の温もりと感謝】を伝えていきます。

一般社団法人 国際ファッションエデュケーション(服育)協会 代表理事 しぎはらひろ子

ファッション業界の人材の育成とプロの知識の向上を

プロフェッシャルとしての誇りと哲学

在り方

センスを売るのではなく顧客の理想の姿を叶えるために貢献する。

専門性

問題解決のための知恵と経験・日々の学びで進化していく。

収入力

顧客満足を提供できる仕事力のある者にだけ顧客が集まる。

顧客に提供するスタイリング内容

存在感

ひと目で何者かがわかる存在感を大事にしたスタイリングを提供する。

ブランド力

スタイリングによって個性と魅力的なブランド力を上げる。

市場価値

市場価値が高まり、収入力UPにつながるスタイリングを。

講師のクレド

  1. 明確な言葉でセンスやフィーリングを語ることができる
  2. 曖昧な感覚でファッションを説明しない
  3. なぜそのファションなのかを理論立てて説明できる
  4. ファッションの問題解決のためにプロの知識で導くことができる
  5. 専門の知識を惜しみなく与え、常に学び続けることができる